本日の独り言は、私の人生のバイブル「ドラゴンボール」から、偏った力に頼りすぎるとどうなるかのエピソードを紹介したいと思います。
ご存じの方も多いかと思いますが、ドラゴンボールの主人公の孫悟空やベジータは地球人ではなく、戦闘民族サイヤ人という宇宙人です。彼らは、ある程度の実力と、純粋な心を持っている者のみ、激しい怒りによって覚醒し、スーパーサイヤ人という黄金の戦士に変身することが出来ます。
このスーパーサイヤ人にはさらに上位の変身があり、セルゲーム編でスーパーサイヤ人2への変身が可能であることが明らかになりました。
ですが、そのスーパーサイヤ人2へと向かう中で、誤った方向性の変身というのも出てきました。
それはベジータの息子であるトランクスが変身した、通常のスーパーサイヤ人の状態よりも、筋力に重きを置いたパワー重視の変身です。
その変身なら敵に勝てる自信があったトランクスでしたが、筋力重視のムキムキマッチョマンに変身した結果、スピードが追いつかず、敵に一撃も攻撃を当てられないまま、あっさりと敗北を認めざるを得ないのでした・・・。
このエピソードの中で私が教訓にしたいと思ったことは、引き出しは多ければ多いに越したことはないということです。
一芸に秀でた人というのは、とても重宝されますし、しびれた場面で活躍されると思います。ただ、勝負の世界には、相性というのがついて回ります。時には、自分が得意なことが、全く通用しないという場面もあるかもしれません。得意なことを伸ばすことも大切ですが、苦手を克服すことも同じくらい重要だと思います。
人間誰しもやりたいことだけやって生きていきたいものです。苦手なことをやるというのは、とてもストレスがかかることです。一気にやろうと思わず少しずつ慣らしていくのがいいのかなと思います。
もし、苦手を克服することが出来たとき、それはもう得意なことに変わっています。今まで出来なかったことが出来るようになる快感を覚えてしまったら、もう楽しくて抜け出せなくなると思いますよ。
ドラゴンボールの作者である鳥山明先生、大切なことを教えて頂き、ありがとうございました。また、作品を世に出してくださり、誠にありがとうございました。ゆっくり天国で休んで下さい。